銀河英雄伝説ってありますね。
あれに出てくる「帝国軍」の「帝国」というのは、
どういう経緯で成立した国家ですか?
いや、宇宙戦争やってるような時代に「帝国」が成立した要件って何だろうと思ったんですが、
読んで理解するまでの気力もなく、ご質問差し上げた次第です。
また、「同盟軍」の成立経緯・その主張するところもお教えいただけたら幸いです。
よろしくお願い致しますm(__)m
ルドルフ・フォン・ゴールデンバウム(初代皇帝)が、政治・軍事の権力を握り、自ら帝国の成立を宣言する。
民主政治が堕落仕切ると、民衆は救世主的な存在を求めてしまう。そんな時に、実力を備えたルドルフのような者が出現し、民衆の支持を集めた。
リーダーシップを取れる者の出現、民衆の政治への無関心(他力本願)、リーダーの存在を利用しようとする者の出現、等が要件では。
同盟は、独裁制を良しとしてきた民衆が、その体制の腐敗や救世主を求めた熱から冷め、再び人権重視の民主制に帰化しようという考えから、アーレ・ハイネセンを筆頭に帝国を脱出する事に始まり成立していきます。他力本願ではなく自主自立を目指して。
民主国家においても専制的独裁体制が生まれることはあります。
田中先生の念頭にあったのは、たぶんヴァイマル共和国における
ナチスの台頭だったのでしょう。
第一次大戦後のヴァイマル政府は今日から見ても民主的な体制でした。
しかし、経済の混乱など諸要因から選挙の結果、極右政党ナチス
が台頭していきます。
ヒトラーはたくみに合法的に政権を獲得します。
ヒトラー内閣が成立した時点では行政権のみでしたが、
全権委任法で立法権をも獲得します。
権力の分散が図られているのが、現在の民主国家なのですが、
それをなんらかの手段で集中させることができれば、独裁は可能なのです。
ルドルフ大帝の場合は、憲法に首相と大統領の兼務の禁止が明記していなかったことを利用して、
両方の地位を独占し、そして手にした絶大な権力を
皇帝という地位にすりかえていきました。
ヒトラーの場合は大統領職を廃止して総統職を新設し、
絶対者となりました。
まにーじゃない人間がうろ覚えで概略を説明すると・・・
なんか功績のあった軍人(ルドルフ?とか言った)が政界に転身して右翼政党を率いました。
世の中自分の責任でなにかやるより、優秀な人間についてく方が楽だと言う人間のが増えました。
その元軍人がファシズム国家を作りました。
それがいつしか絶対王政の帝国となりました。
・・・んでも、ゲルマン(要するに白人)優遇が過ぎ、秘密警察を駆使した恐怖政治が横行したので、その元軍人の何代目かの子孫が皇帝の時代に、流刑星からドライアイスをくり抜いた宇宙船で逃げ出した人が何十万人だかいて、それが「自由惑星同盟」(だっけ?)の基になりました。
んで、自由主義者なんで、帝国打倒!!って戦争始めちゃいました。
・・・時代はそれからぐーっと下って、戦力が均衡に近い状態になった時代を描いたのがあの小説
・・・だったと思うのですが、・・・ちがう?
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