2012年6月17日日曜日

『銀河英雄伝説』でヤン・ウェンリーが死んだときの当時のファンの反応はどんなも...

『銀河英雄伝説』でヤン・ウェンリーが死んだときの当時のファンの反応はどんなものだったのでしょうか?

書き下ろしの当時はおそらく今以上に熱狂的なファンがいたと思います。

やはり喫茶店のファンの集まりで、その死に関しての是非を夢中になって論じ合ったりしたのでしょうか?



また、まさに発売日のその日は一挙読みしたファンが誰かと話さずにはいられなくなり深夜にもかかわらず、「おい、ヤン・ウェンリー死んじゃったよ!」なんて電話でネタバレしちゃったりしたのでしょうか?







当時その情報が刊行前からSF大会でファンの間の噂になっていたそうです。

(多分前巻の7巻で「長くもない人生」とか書かれていたのが原因でしょうか)

なので思わず「ヤン・ウェンリー 殺せば買わぬ 第十巻」と作って「作者脅迫川柳」と言われ、助命嘆願書をだそうという意見には「嘆願書 出してもどうせ 皆殺し」と居直った、と作家の井上祐美子さんが徳間文庫版の解説(第3巻収録なのでキャラ名は一応伏字でした)で書いてらっしゃいました。

ちなみにどういうわけかこの解説文だけがデュアル文庫版のハンドブックには再録されてないんですよね…。



余談ですが、当の第8巻の解説では水野良氏が「彼にはこの死に方しかなかったであろう」「ヤンが戦いに負けて死ぬなど、想像もできない」と書いておられ、私も全く同意です。

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