2012年6月17日日曜日

【銀河英雄伝説】同盟滅亡の原因?

【銀河英雄伝説】同盟滅亡の原因?

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作中の登場人物の中で、強いて挙げれば誰が一番悪いんでしょうか?



政治家だと、自己中トリューニヒト、危機に弱いレベロ、軍事マニアのウィンザー・・・

軍人だと、居眠りロボス、救国軍事会議のグリーンヒル、嫌われ者No.1のアンドリュー・フォーク・・・



ほかにもいそうですけど、あえて個人の責任にするとしたら誰なんでしょうね?







ヨブ・トリューニヒトです。



自由惑星同盟が滅亡した原因で、責任を負うべき同盟の公人が関与したものとして挙げられるのは、第一に帝国領侵攻作戦の失敗、第二に銀河帝国正統政府の承認です。前者で戦力の大部分を失い、もはや和平を目指すしかない状況下に陥ったにも関わらず、後者によってその途を完全に閉ざした時点で、同盟の滅亡は避けられなくなったと私は考えます。



前者については、サンフォード最高評議会議長以下、侵攻作戦の決定に賛成票を投じた評議員たちに主要な責任があるのは言うまでもありませんが、反対票を投じた評議員たちも、辞任したり罷免されたりすることもなく現職に留まったわけですから、以後は最高評議会の決定に従って職務を遂行する責任があります。その点で、最高司令官である最高評議会議長を軍事面で補佐すべきトリューニヒト国防委員長にも、侵攻作戦の大失敗に対する責任はあります。



彼が侵攻作戦を成功させるため、あるいは失敗するにしても損害を小さくするための努力をした(たとえば占領地の縮小や拡大の停止の進言など)かどうかは何の描写もありませんが、国防委員長にその意思があり行動を起こしていれば、もう少しましな結果にできたと私は考えます。



後者については、トリューニヒト最高評議会議長に主要な責任があります。明らかな戦力不足で勝利の展望が開けない国情で、亡命政権の承認にまで踏み込んだのは、致命的な誤りでしょう。銀河帝国正統政府に約束させた相互承認等は、ローエングラム公と交渉して実現を目指すべき事柄で、幼帝の「亡命」は交渉を開始する糸口になり得た機会でした。この段階でたとえば幼帝を「保護」し、銀河帝国正統政府の関係者を未成年者誘拐の疑いで拘束するなどして、ローエングラム体制との共存を望む姿勢を明らかにしていれば、あのような形での同盟の滅亡はなかったと私は考えます。



ヘッポコ代理人を選んで大損したとき、そんな人間を選んだのが悪いというのはその通りですが、だからといって本人がヘッポコ代理人に対して「ちゃんと仕事してなかっただろう」とか、「そもそも詐欺じゃねえか」と責任を追及する権利がなくなるわけではないので、ここでは委託者である自由惑星同盟の市民が、受託者である自由惑星同盟の公人に対して、自由惑星同盟の滅亡に関する個人責任を追及するとしたら、誰が主要な責任者となるかという趣旨の質問として回答しました。








ラインハルトです。同盟滅亡の原因をあえて一人挙げれば、なんと言っても彼が主犯です。戦争は続くでしょうが、滅亡はないでしょう!オーベルシュタインの智謀があればヤンがいても同盟を滅ぼしたでしょうが、あくまでラインハルトの幕僚でなければ能力を発揮できないでしょうし、そもそもオーベルシュタインにそんな野望はなかったでしょう。同盟国民が諸悪の根源でしょうが、やはりラインハルトがいなければ・・・と考えます。







難しいですね、同盟政府の腐敗は建国直後から既に始まっていて、今に始まった事じゃなかったと思います。それでも同盟が滅んだ原因から言うと、銀河帝国にローエングラム・ラインハルトと言う一世一代の大天才が生まれた事によって、同盟が滅ぼされたからだと思います。



しかし質問者さんは誰の責任かと言うといですよね。そうなるとやはり自分も、トリューニヒトのような人物を選んだ国民にあると思います。同盟国民は、あれだけ帝国との戦いで犠牲が出たにもかかわらず、それでも帝国を倒せば全てが変わる事を信じ込んでいましたからね。







腐った政治家を選んだ有権者。

民主主義国家ってのは最後に尻を拭くのは有権者なのです。







ヤンさえ生きていれば、和平で終わり滅亡は無かったと思うので、

暗殺を命令した、ド・ヴィリエ大主教と思います。







難しい質問ですが、超マイナーキャラのロイヤル・サンフォードに1票です。



同盟滅亡の主な原因は、やはりアムリッツァでの大敗にあることは間違いないと思います。



となると、すぐに「アンドリュー・フォークが悪い!」となるところですが、フォーク准将は自らの作戦案を直接最高評議会議長の秘書に持ち込んだだけであり、その作戦案が評議会で議題に取り上げられ、賛成多数で帝国領への侵攻が可決されたという流れがあります。



当時の最高評議会は支持率が低迷し、評議員の多くは、翌年の選挙に備えて支持率を上げることばかり考えていました。

そこに、最高評議会の議長から、対外的に軍事的成功を収めた場合には支持率がアップするというデータが示されたことで、無謀な軍事的冒険に乗り出す決議を固めたと思われます。

フォーク准将の作戦案(とも呼べないもの)はそんな折に最高評議会に持ち込まれたのです。



したがって、そもそも最高評議会で議題に取り上げられなければ、無用な軍事作戦が行われることはなかったと考えられるので、この無謀な作戦案を取り上げた、当時の最高評議会議長のロイヤル・サンフォード氏に大きな原因があると思われます。

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