2012年6月8日金曜日

銀河英雄伝説の舞台でボーグと遭遇して戦争になった場合、同盟・帝国で太刀打ちで...

銀河英雄伝説の舞台でボーグと遭遇して戦争になった場合、同盟・帝国で太刀打ちできますか?







銀河英雄伝説とスタートレックの両方のファンです。



技術力で最も違いのあるものの一つに、ワープ技術があります。

スタートレックの通常ワープは、通常空間との間で相互作用が効きますが、銀河英雄伝説のワープは空間から空間へとジャンプする形になり、ワープ中に戦闘ができません。

また、スタートレックでは、いつでも簡単にワープに入れるのに対して、銀河英雄伝説のワープはそうではありません。

そのことから、スタートレックではワープしている敵にも攻撃ができる超光速の兵器(光子魚雷、量子魚雷等」があるのに対して、銀河英雄伝説の兵器は、全て光速以下のスピードでしか攻撃できません。

ですから、ボーグ艦がワープをして攻撃を回避しながら戦闘を行なった場合、銀河英雄伝説の兵器を命中させることはできません。



また、ボーグには、通常ワープの他に、トランスワープと、トランスワープハブの技術があります。トランスワープは通常ワープを超えたワープ技術であり、トランスワープハブは、通常空間に設置され、任意の場所までトランスワープチューブを形成し、物体を送り込むことができます。

このため、ボーグは、24時間以内に銀河系のどの場所にでも艦隊を派遣することができます。

銀河英雄伝説の艦隊の補給に時間がかかるのに比べて、ボーグの補給には時間がかからないということになります。

また、各ボーグ艦は、補給無しで単独行動が可能であるため、補給部隊の必要性すらありません。

ですから、銀河英雄伝説の艦隊が、常に補給線を断たれる可能性があるのに対して、ボーグにはその心配がありません。

また、この技術により、ボーグは回廊以外の航行不能宙域の存在が障害となりません。



銀河英雄伝説には転送技術が無いのに対して、ボーグには転送技術があります。

ですから、ボーグは妨害を受けることなく、銀河英雄伝説の艦船に対してドローンを送り込むことができます。

そして艦内での戦闘になった場合、ドローンに対抗できる技術が銀河英雄伝説にはありません。あっという間に同化されてしまうでしょう。

そして、同化された人間はドローンとなり、艦船も同化されてボーグ艦隊の一部になり、ボーグの技術によって強化されます。

逆に、銀河英雄伝説の艦隊がボーグ艦を占拠するのは、不可能と言えます。ボーグキューブの乗員定数は10万人程であり、これだけの数に対抗できる陸戦兵を一度に送り出す技術が、銀河英雄伝説の艦船にはありません。



ボーグ・キューブの数は、少なくとも数百あり、全体では数千という単位になると思います。

1隻のボーグ・キューブが、惑星連邦の艦隊40隻とほぼ同等の戦力になります(スタートレック ファーストコンタクト)。

ですから、ボーグ艦隊の総戦力は、24世紀後半の惑星連邦の艦隊十万隻分以上の戦力ということになります。

銀河英雄伝説の戦力全て合わせた数十万隻という艦隊に対しても、戦力として劣ってはいないと考えられます。



エネルギーについては、ボーグ・キューブはワープ9.99を維持できるほぼ無限のエネルギーを持つのに対して、銀河英雄伝説の艦船は、中性子ビーム砲を撃つのにもエネルギーの限界があり、エネルギー量は非常に限られています。ボーグ・キューブが無限に戦闘を続けられるのに対して、銀河英雄伝説の艦隊はそうではありません。

ですから、銀河英雄伝説の艦隊が艦艇数で勝っても、常に戦える兵力は限られてしまいます。

補給の問題もありますから、戦闘時間が長引くほど、ボーグに有利になります。



仮に、通常空間での戦闘になり、銀河英雄伝説側の兵器がボーグ艦に命中したとして、銀河英雄伝説側の兵器は、宇宙規模で見れば独創的なものではなく、既にボーグが遭遇し、適応されている可能性が高いです。ですから、銀河英雄伝説の兵器でボーグのシールドを突破することはできないと考えられます。

非常に大きなエネルギー量を誇るトールハンマーであっても、一度、その周波数に適応されれば、ボーグ・キューブの使えるエネルギー量がほぼ無限であることから、2撃目以降は効果が見込めません。



更に、銀河英雄伝説の艦隊において旗艦や司令官の持つ重要性をボーグが理解した場合、旗艦への集中攻撃、旗艦の同化、更に言えば、優秀な艦隊司令官の同化(ヤンやラインハルトら)を行う可能性があり、そうなった場合、銀河英雄伝説の艦隊は統制がとれなくなり、組織としての戦闘を続行できません。



これらのことを考えますと、銀河英雄伝説の艦隊でボーグに対抗することはできないと考えられます。



ボーグが主張する通り、抵抗は無意味となってしまいます。

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