2012年6月12日火曜日

銀河英雄伝説でのオーベルシュタインの持論”No2不要論”とはどのような解説で説明さ...

銀河英雄伝説でのオーベルシュタインの持論”No2不要論”とはどのような解説で説明されるのでしょうか?

教えてください。

作品中で説明があるところがあればそれが何話か教えていただければ幸いです。







No1の権力を確立する為には、No1に取って代わるNo2の存在などあってはならない。

No2を排除し、No3を多くすることで、No1の力を強める。



先の回答者同様に、第1期の26話で語られてます。

キルヒアイスが暗殺され、ラインハルトが半ば廃人となった時、オーベルシュタインの提案で、ラインハルト陣営の提督たちがオーディンに向かい、制圧しました。

この時、「帝都に向かった者がそのまま残って、支配者たらんとしたら、どうする」との意見が出ました。

それに対するオーベルシュタインの回答は、「その心配は無い。これまで同格だった者の下風に立てる卿らではあるまい。私がNo2を排除しようとするのは、まさにこれが所以なのだ。」と。



ちなみに原作では「No2有害論」となってます。



また、この最適な例として「イゼルローン要塞」があります。

ヤン大将を頂点として、中将がおらず、少将が多数いる。

ヤンが突出した高峰で、他の幕僚は二段低い山。と表現されていて、銀河帝国のオーベルシュタイン総参謀長がこれを知れば「組織としてはまことに結構なことだ」と言うであろう。

という記述が、原作3巻にあります。








ナチスドイツでは副総統のヘスは英国に亡命。

支那共産党では副主席の林彪はソ連に亡命を企て搭乗機が墜落して死亡。

強大な独裁国家のNo2は好むと好まざるとに関わらず権力闘争に突入してしまいNo1との対立関係になってしまうのです。







“No2不要論”に関しては、オーベルシュタイン、及びモノローグとしても、具体的に論じられたシーンは無かったかのように記憶しています。ザッとした説明はありますが。

「卿が、常々主張している“No2不要論”だがな……」

みたいな感じで、いきなり台詞に登場してきた感がありますね。

それでも、その有用性が一番発揮されたのは、キルヒアイス暗殺直後、ラインハルトがふぬけになった辺りではないでしょうか。

この時に、オーベルシュタイン自らが、

「これこそが、私が“No2不要論”を主張している理由だ」

みたいなことを言っていた記憶があります。



アニメで言うと、第一シリーズの終盤、

第25話「運命の前日」

第26話「さらば、遠き日」

の辺りですね。

アニメをご覧になる心づもりでいらっしゃるようなので、あとは塩沢兼人さんのすばらしいVoiceでご堪能下さい。

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