銀河英雄伝説で「鉄壁」こと、ナイトハルト・ミュラーは、私の中で短期間で大きく成長した将帥というイメージが強いのですが、彼が大きく成長した背景には、何があったと思いますか?
小説の中の話ですが、みなさんの想像・お考えを聞かせてください。
ミュラーはバーミリオン会戦で劣勢のラインハルトの楯となり「鉄壁」の異名を持つようになります。そして、そこからのミュラーの存在感は銀英伝で述べられているように「帝国の双璧に次ぐ」存在です。
攻守ともにバランスが取れ、外交的なセンスも持ち合わせ、名だたる将帥を差し置いて元帥に推される存在となります。
「続銀英伝」があれば、間違いなくミッターマイヤーの後継者は彼です。
しかし、「鉄壁」以降の彼の活躍が華々しいだけに忘れてしまいますが、リップシュタット戦役、第8次イゼルローン攻防戦までのミュラーは、決してそこまでの将帥ではありません。「外伝」での後付け的な評価=「名将フラグ」ではなく、本編でのミュラーは「鉄壁」に成長するまでの短期間に大きく成長していると考えます。
ぜひミュラーが好きなみなさんに考えてもらいたいのです。
ラインハルトに抜擢された若きミュラーが、短期間で「鉄壁」ミュラーに劇的に成長するまで、何があった、どう考えたのかなど、みなさんの意見をお聞かせください!!
ミュラー提督が急成長した理由は、やはり要塞vs要塞での敗北が大きいでしょうね。
ケンプの死という無念さもそうですが何より一瞬でもケンプ提督の事を「手柄を独り占めする気か?」と疑心に駆られてしまい、武人として、一人の人間としてとても恥知らずな事をしてしまいその挙句に「主君の無二の親友であったキルヒアイスの死に場所でもあり、拠点としても重要な要塞」であったガイエスブルグを失った事と、上司であるケンプを死なせてしまった「己自信」への贖罪の念。
そしてケンプを死に追いやった同盟軍・ヤン・ウェンリーに対する復讐心。
この3つがミュラーを心身ともに急激に成長させた要因だと思います。
いくらラインハルト貴下とはいえ、ミュラーはまだ20代の若者。
オーベルシュタインにゴシップを交えた陰口を吐くなど、精神的な若さが目立っていました。
それが要塞vs要塞の敗戦により、一気に彼の中の「若さという焦りと甘さ」をぬぐい取ったのでしょう。
フーゼネガー参謀より伝えられた、ケンプの侘びの遺言が・・・。
だからこそミュラーは、バーミリオンの死闘で座乗艦を4度沈められながらもラインハルトを守ろうと最後まで戦えたわけです。
モートン提督の死も、ミュラーの気迫がモートン提督を沈めたわけです。
そして何よりもこのミュラーの粘りの気迫こそが、ヒルダ、ミッターマイヤーのハイネセン占領という名の決着により身を結んだわけです。
ミュラーの粘りがあったからラインハルトは生きてカイザーになれたのです。
ウルヴァシーでも、ミュラーの粘りがルッツの死を無駄にせずに大きな大成に結ぶことが出来ました。
よく「功績も余り無いのに、艦を4つも沈められて何が鉄壁か」と仰る人もいますが、ミュラーの鉄壁とは「絶対的な力」
ではないのです。
鉄壁とはいわば「盾」。
盾の本来の目的は、単に身を守るだけではなく、身を守ったうえで次の攻撃へと繋げるための「粘り」。
攻撃が最大の防御であるのならば、防御は最大の攻撃でもあり、最大の「糸口」でもあるのです。
ミュラーの粘りが多くの勝利を呼び込み、無駄にならなかった・・・そういう意味では、ミュラーは真の「鉄壁」と言えるのでしょう。
ガイエスブルグ戦でヤンに負けた事が彼を大きく成長させた原因だと思います
ですがその時からミュラーには鉄壁としての能力は開花しつつありました
現にメルカッツ、アッテンボロー、グエン、フィッシャーの各提督+浮遊砲台からの挟撃を受けても増援が到着するまで耐えています
又バーミリオンの後にヤンと顔合わせをした時非常に仲が良い感じでしたね?
先述のガイエスブルグの後にはヤンの首を取ると言っていましたがヤンの良将として認めて尊敬しているからこそ温和な態度で合えたのだと思います。
反面教師ですがミスターレンネンはヤンに負けた事を非常に悔いそれが原因で後に大事件へと発展したのは周知の事実ですが
それはレンネンが優秀ではあるが堅物であることそして相手を認められない心が狭い人間であると言う事です
やはり、「要塞vs要塞」で大敗しケンプ司令官や兵士を
大量に死なせてしまい大敗した事。
処刑されるかもしれないのにラインハルトに許された恩、
ヤンへの復讐心等が彼を急激に強くさせたと思います。
ガイエスブルグの戦いで大敗北したのがおおきくなるきっかけだったのでは?
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